いけばな二人展「行き行きて 行きて 花」にまつわるお話、今回は「花留め」について。
嵯峨御流では通常、「七宝」と呼ばれる花留めを用います。
日本の伝統文様「七宝つなぎ」が由来の名称ですね。
この「七宝」以外にも、様々な形の花留めがあります。
珍しいものでは蟹の形をした花留めがあり、今回は計3つ、2か所で蟹の花留めが用いられていました。
皆さん気付いていただけましたでしょうか?
それぞれ細部は異なりますが鋏の部分で花を支える造形になっています。
花留めはあくまで脇役ですが、遊び心を楽しめる部分でもあります。
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