いけばな二人展「行き行きて 行きて 花」にまつわるお話、今回は、前回に引き続き「花留め」について。
花留めのお話なのに何故タイトルが「ツルハシ」かと申しますと、「ツルハシ」を花留めに用いた作品があったからです。
こちらの作品の、花の足元をよく見てみてください。
角度を変え、少し拡大してみましょう。
ツルハシ(鶴嘴・つるはし)の頭部の、ハンドル部分を差し込む箇所に花をいけ、花留めとして用いられているのがおわかりいただけますでしょうか。
(ツルハシ参考画像)
何故ツルハシを用いたのか先生方にお伺いしたところ、
戦国時代、陣中において馬具の轡を花留めに、馬盥を花器として花をいけたとの伝承にならい、ツルハシを花留めに用いた。
とのことでございました。
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